それでも口臭が解消できないときには
それでも治らない口臭は要注意!
虫歯治療も治療し、口腔内の乾燥にも気を使っているのに、一向に口臭がおさまらない、という人もいます。
それは口腔内ではなく他の部位に原因があるかもしれません。
よく胃腸が悪いから口臭がするのに違いない、と思い込む人がいます。
確かに稀に胃腸が悪くて口臭がする場合もありますが、それはせいぜい10%程度に過ぎません。
しかし気を付けなければならないのは、病気のために口臭することもあることです。
副鼻腔炎や咽頭炎、喉頭炎などによっても口臭が発生します。
また糖尿病、肝臓疾患、口蓋がんや呼吸器系、消化器系の病気なども口臭の原因となります。
さまざまな対策をとったのに、口臭がなくならないという人はそのような病気も疑う必要があります。
その原因はストレスかも知れない!
さらに口臭に対する処置はとったし、原因となる病気の疑いもないのに、やはり口臭が気になるという人もいます。
そんな人は「自臭症」である可能性があります。
これは、実際には口臭がないのに本人だけはその臭いを感じ、周りの人に臭いと思われていると思い込んでしまう症状です。
これは対人恐怖症のひとつに分類されるものですから、通常の口臭対策とは異なる処置が必要となります。
「自臭症」を訴える人は真面目で几帳面そして潔癖な性格の人が多いようです。
人が気にしない臭いでも、本人が気になってしまい我慢ができないというものです。
このような人は、専門医の診療を受けることがベストです。
いわゆる口臭と「自臭症」はもちろん違いますが、高いストレスにさらされると唾液などの外分泌が抑制され、口臭へと繋がります。
ストレスを避けた生活をすることも、口臭撃退に大きな効果を持つことを憶えておいてください。